この体験記について
私は、ワインとは全く違う業界で仕事をしていますが、毎年素晴らしいワインを贈ってくださるお客様がいて、その価値をわからずに飲むのはもったいないので、価値を知りたいと思い立って、ワインエキスパートを取ろうと思いました。勉強する前は、そんなに大変だとは正直思っていなかったのですが、日本ソムリエ協会から送られてきたテキストを見て、唖然!やりだしたら更に大変だったのですが、そんな自分でも一発合格できました。
これを読む方にとって、私の体験記が少しでも参考になればと思い書かせていただきます。
ワインエキスパートを取ろうと思ったきっかけ
最初にも書いた様に、ワインは日常的に飲んでいましたが、全く異なる業界にいたのでワインについての知識はほぼゼロと言っても過言ではありませんでした。美味しい、美味しくないは何となくわかるものの、ブドウの品種や産地といった事は全く気にせず口にしていたのです。
それがある日、ワイン好きなら誰もが聞いたことあるというワインをプレゼントに頂き、「このワインの事を知ってから飲もう!」と思ったのがきっかけでした。インターネットでワインの資格試験を探したところ、ワインエキスパートなら取れそう!と思って申し込んだのですが、独学では無理そうだと思いオンラインで受講できるところを探しました。
オンラインスクールにした理由
私がオンラインを選んだのは主にこんな理由です。
1. 住んでいるところが都心から遠いので、数時間のレッスンのために毎回往復の移動時間を費やすのが嫌だった。
2. かと言って、独学では合格できる気がしなかった。
3. 仕事柄出張とかが多いので、逆に出張先で子供が居ないときに、効率的に勉強するのにはオンラインが最適だった。
Salon du Vinで勉強した感想
Salon du Vinのレッスンは、動画だけでも37回もあったので、毎回それに追いついて勉強するのが精一杯でしたが、講義する側の先生方もそれ以上に大変なんだろうと想像しながら自分もがんばれました。毎週2回レッスンが配信されるので、自分なりに勉強のリズムをつけてこなしました。
勉強のパターン
①動画を見て勉強する
↓
②Salon du Vinの予想問題を解く
↓
③間違えていたらレジュメを見直す
最終的に日本ソムリエ協会の教本はほとんど開くこと無く(笑)、Salon du Vinのレジュメを中心に、毎回配布される予想問題と、勧められた1200問入っている予想問題集をひたすら解きました。ワインエキスパート試験のサイトでワイン検定.comというサイトがあって、オンラインで問題を解けるのですが、内容が細かすぎて難しすぎました。でも、「Salon du Vinの模擬試験で75%以上を目指して取れれば、合格できるでしょう!」という声を信じて予想問題を解いて、間違えていたらテキストを見直す事をひたすら繰り返しました
使った教材
・Salon du Vinのオリジナルレジュメ(すべて印刷してファイルしてあります)
・Salon du Vinの予想問題(約1500問)
・市販の予想問題集(約1200問)
・ワイン検定.com の予想問題(難しすぎたため途中で挫折)
一次試験対策のポイント
今は、WSET 2というワインの資格勉強をしているのですが、その勉強でも、Salon du Vinのレジュメを参考にしています。当時はあまり理解していなかったのですが、今になって見返すと何が書いてあるのか、どうしてそう書いてあるのかがより理解出来て、とても良くまとまっている資料だと改めて思いました。教本は細かいところまで含まれているのですが、やはりポイントを絞って覚えるのが大事だと思いました。
大事なこと!
1. ここは捨てる!も時には大事
2. ボルドーの細かい格付けを優先するのか、その他の国々を優先するのか、決めが大事
3. 合否には合格レベルが表示されるが、ギリギリでもいいから合格することが大事
最終的に、8月20日に1回目のCBT試験を受験して合格しました!
見たことがある問題が6割くらい、全然わからない問題が1割強、残りは2択ぐらいまでは絞れるものの自信があるとまでは言えないというイメージでしたが、何しろ合格できてホッとしました!
2次試験対策は
実は今回の2次試験で私は、品種は全部間違えていたのですが、テイスティングコメントが合っていたので合格できました。もちろん品種はあっている方が点数は高いのですが、なんと言ってもテイスティングコメントですね。どんな色を何と表現するか、どんな香りを何と表現するのかなどは、やはり独学ではなかなか難しいと思いました。出る品種は結構決まっているし、出るワインの価格帯も大体2000円前後ということなので、自分で買って飲むときはそういったワインを選んで飲んでいました。
最後に、これから受ける人へ!
「まずは、試験としては最低限勉強するのは絶対。やっていても落ちる人はいる、ただやればやっただけ受かるので、頑張ってください!」
Salon du Vin 2021年度
ワインエキスパート試験対策メンバー S.A.
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