皆さん、こんにちは Salon du Vinの曽根です!
私は、23歳でJ.S.Aソムリエ認定試験に一発合格しました。
正直なところ、受験をする前は、ワインをあまり飲んだこともなくブドウの品種で聞いたことがある品種は【ピノ・ノワール】だけでした。 恥ずかしい思い出として、聞いたことがあるレベルだったので白ワインを飲んでいる時に「ピノ・ノワールうめぇ〜」と格好つけて言っていました。 生産者によってはとても珍しいですが【ピノ・ノワール】で白ワインを作っている生産者の方もいるみたいなので、もしかすると、あの頃飲んでいたワインは本当に【ピノ・ノワール】だったかもしれません…。
全くワインについて知識がなかったそんな私ですが、ソムリエに一発合格することができました。その一つの理由として、ワインスクールに通った事だと思っています。
この体験記は、これからJ.S.Aソムリエ/ワインエキスパートの受験を考えている方や興味のある方への私の体験を皆さんにお伝えすることで、皆さんが一発合格へ近づける事を信じて書いたものです。
私が受験する際に、感じた「辛さ、不安」そして「喜び」など気持ちの部分もお伝へしていこうと思います。
ワインスクールに通って思ったこともお伝えするので、この体験記は最初から読んでもいいですし、ご自身が役立ちそうだと思ったところだけを読んでいただいでも大丈夫です!
資格を取ろうと思った理由
まずはじめに、ソムリエという資格を取ろうと思った理由です。
飲食店で働いていたのですが、「今のままでは、自分自身に何もない」と思い、何か残せるものが欲しいと思ったのがきっかけです。 受験前は22歳だったので、将来役に立つ資格を取ろうと思った時に、ソムリエ資格を勧められたのがきっかけでした。
もちろん、ワインを飲むことが好きだったのでこの資格なら、頑張れると思いソムリエを目指すことに決めました。
『ソムリエ』と『ワインエキスパート』の違い?
次に日本ソムリエ協会が運営するJ.S.A.ソムリエとJ.S.A.ワインエキスパートの違いについて解説していきます。
ソムリエ試験は条件をクリアしないと認定試験に受けることができません。
その条件はこちら
ワインが好きでワインの資格を取りたいけど条件に当てはまらないから取れないって思った方、安心してください。20歳以上であれば誰でも受けられるワインの資格があります。 それが【ワインエキスパート試験】です。
ワインエキスパート試験の資格としてはソムリエとほぼ同じレベルのワインの知識が求められるとても難易度の高い試験です。
なので一般の人が受ける事ができるワインの資格の中でも、とても難しい名誉のある資格です。
ソムリエ試験とワインエキスパート試験の合格率
2016年以降からソムリエ・ワインエキスパート試験が難しくなったと言われているとともに、受験者数も10年前に比べて増加しています。一次試験は年々テキストのボリュームも増え、出題範囲が増えているのでより難易度の上がった試験になっています。ですから受験に興味がある方は、ぜひ早めに受験をすることをオススメします。
ソムリエ
ワインエキスパート
試験ごとの合格率
ソムリエ・ワインエキスパート試験は一次試験が最も難しいとされています。合格率も半分程度になっています。
また、二次試験以降の合格率の味方として、ソムリエ・ワインエキスパート試験は【試験免除制度】があります。
試験免除制度とは、一次試験に合格したけど、残念にも二次試験で落ちてしまった場合、同じ試験に限り、翌5年間のうち3回まで一次試験を免除で受験することができます。同じく、ソムリエ試験の場合、三次試験で落ちてしまった場合も一・二次試験が免除されます。ですから、上の表の合格者の中には二次試験、ソムリエは三次試験から受験された方も含まれている数字になります。
一発合格の合格率
一発合格の方は3割程度まで下がってしまいます。 一発合格された方の多くが、ワインスクールに通っている方ですが、もちろん独学で一次試験を通過して、二次試験だけはスクールなどに通ったという方も中にはいらっしゃいます。
ソムリエ・ワインエキスパート試験の勉強時間
さて、一発合格するにはどのくらい勉強するべきか…。たくさん勉強しなければいけません。
では、どうやって勉強していけば一発で合格できるかそれは、
1. 早めに試験勉強を始める
2. ポイントを抑えて勉強する
3. 語呂合わせを使って暗記する
【1.早めに試験勉強を始める】
まず始めになんと言っても、『早めに試験勉強を始める』ことです。
3月1日から試験の申し込みが始まります。試験の申込みをすると、日本ソムリエ協会から教本が届くのですが、一次試験に関してはその教本の中からすべての問題が出題されます。その教本を全て理解し、暗記ができれば一次試験を合格することができます。
ただ、その教本が分厚く、文字を読むのが嫌になるほどちっちゃい字で書かれています。
教本を全て読みきるのに1ヶ月はかかってしまうんじゃないかと思うぐらいのボリュームなので、最初は理解ができないと思いますが、勉強を少しでも早く始めることをオススメします。
ワインスクールも2月末〜3月にかけてソムリエ・ワインエキスパートの受験クラスが始まります。ワインスクールに通い始める方も3月頃から勉強を初めています。
僕も、3月ごろからワインスクールに通ったのですが、全く知識のない状態だったので授業に関しては全く理解できませんでした。それでも、授業の日程が決まっていることと授業の内容が書かれた資料を授業ごとに毎回配布されたので、それを見ながら復習をしていました。
その資料がなければ教本を見ることだけで諦めていたと思います。
【2.ポイントを抑えて勉強する】
一次試験の合格目安ですが約70%と言われています。CBTテストでは、ランダムに問題が出題されます。それぞれの問題の難易度によって実際の点数ではなく知識度合いが測られて合否が決定するのです。一次試験に関しては、30%は誰でも答えられる問題、50%は合否が分かれる問題、20%が重箱の隅をつくような超難問となっています。誰でも取れる問題と合否が分かれる問題を中心に正解できるようにすることが大事なのです。
ポイントを抑えて勉強をするには、まずはポイントがどこなのかを把握する必要があります!だからこそ、スクールやオンラインレッスンなどを活用する事をオススメします。説明を一通りレッスンで聞いた後に、予想問題集や過去問をひたすらこなす事でポイントを中心に知識として覚えていく事ができます。
試験対策本(テキスト)や予想問題集ですが、どれも一冊3000円程度しています。まずは、信じたものを1冊ひたすら読みましょう!Salon du Vinのレジュメでもしっかりとポイントを抑え、カラーできれいにまとめてあるので、合格した方の中には、「日本ソムリエ協会の教本は結局ほとんど開かなかった」という方がほとんどです。そして、予想問題集は一冊「CBT対応」と書かれた、できるだけ問題数の多い本を購入するのがおすすめです。できれば、問題の中にもプライオリティが記載されていると尚いいですね。
【3.語呂合わせを使って暗記する】
こちらは暗記の仕方です。ソムリエ・ワインエキスパート試験は暗記が大事なのですが、覚える量が膨大なので、語呂合わせなどを使って覚えやすい形を作るのが大事になってきます。
また、多くの問題が1〜4の選択で答える問題が多いので、問題によっては頭文字だけ分かっていれば答えられる問題もあります。
ワインスクールや試験対策本などでも、語呂合わせを使った暗記方法が多く紹介されているので、暗記の仕方の一つとしてオススメします。
独学で勉強するかワインスクールに通うべきか
私は一発合格を目指すのであれば、独学かワインスクールに通うかと言ったら、迷わずワインスクールに通う事をオススメします。
しかし、ワインスクールは、レッスン費用もかなり高いです。毎回テイスティングがあるので、そのワイン代金も含まれているとはいえ、通常一次試験対策講座だけでも15万円ほどします。例えば、一発合格を目指すのであればワインスクールに通ったほうがいいと思いますし、いつか受かったらいいなと思っている程度であれば費用もかかってしまうので、独学で受けるのも選択肢としてはありだと思います。
私がワインスクールに通った理由
いざソムリエ資格を目指そうと思ったのですが、どの様に勉強をしていけばいいのかわかりませんでした。とりあえず、ソムリエを目指す人向けの本を買いました。買ったのはいいのですが、全くワインの知識がなかったので、その本を読んでも理解できなかったですし、何より本を開くたびにやる気が無くなってしまっていました。
そんな時に、ワインスクールの存在を知り、無料体験に行ってみました。
無料体験では、試験対策講座の授業が行われていたのですが、ポイントがまとめられたテキストと講師による解説により、最初に買った本が何を書いているのかの意味を理解することができました。
そして、解説がないと参考書が合っても自分には理解できないことに気づきました。
無料体験のレベルだったので、その講座自体の内容が試験範囲の1%にも満たなかったことは受験勉強をしはじめて後で気づくのですが、それでもその時は理解できたことが嬉しかったのと勉強をしなければいけない環境を作れると感じたのでワインスクールに通うことに決めました。
ワインスクール通いはじめて思ったこと メリット
・ポイントがまとめられたテキストを授業ごとにもらえる
・毎回テストがある
・同じ目標をもった仲間と勉強できる
・試験に合格するノウハウが備わっている
・わからないことは聞くことができる
・ポイントがまとめられたテキストを授業ごとにもらえる
受験勉強をするにあたって基本的に教本を開かずに、ワインスクールから配布されテキストを使って勉強していました。教本を見なくてもテキストを使って勉強すれば合格できるぐらい、充実した内容のテキストになっています。
・毎回テストがある
授業ごとに前の授業で行った範囲のテストが合ったので、そのテストでいい点を取るために毎日に勉強する環境を作ることができました。
・同じ目標をもった仲間と勉強できる
みんなが頑張ってるから自分も頑張らなきゃと思わせてもらえる環境だったので、目標を見失わず最後までやりきることができました。
・試験に合格するノウハウが備わっている
毎年、合格者を多数出しているので、どの様に勉強していけば合格できる方法を知っている。また、受験の最新情報が最も手に入りやすい環境です。
ワインスクールに通いはじめて思ったこと デメリット
・講師によって勉強の教え方が違う
・授業時間が長い、一回の授業で覚えないといけないことが多い
・同じ内容の授業は受けられない
・教本にマーカーを引く作業で授業の時間がだいぶ削られてしまう
・スクールの場所が遠く通うのが嫌になる
・講師によって勉強の教え方が違う
無料体験を受けたときと受験クラスの先生が違う先生だったのですが、先生によって教え方が違うので、自分に合った先生を選ばなくてはいけません。また、受験クラスの先生は曜日ごとで決まっているので、仕事などのスクールによっては、先生を選ぶことはできません。
・授業時間が長い、一回の授業で覚えないといけないことが多い
多くのワインスクールが一回の授業時間が2時間半〜3時間なので、一回に覚える量が多いですし、私みたいに長時間集中できない人は授業中に身につく事が少ないと感じました。
・同じ内容の授業は受けられない
内容が多いので、一回授業が終わってしまうと、もう一度同じ授業内容を受けることはできません。なので、一回の授業でその授業の内容を理解しないといけません。これは、かなりハードルが高いです。
Salon du Vinをおすすめする理由
私自身、ワインスクールに通う方が合格できる確率はぐっと上がると思います。 ですが、ワインスクールにもデメリットはあります。何より、お金がかかります。
私の場合は、一次試験対策だけで25万、二次試験対策に10万、三次試験に5万円ほどかかりました。合計すると40万!もちろんテイスティングのワインの金額も入っていますが、日程が近くなると不安になって、補講授業を受けたりしているうちに、結構な金額になっていました。
また、決められたカリキュラムになっているので一回授業に出られないとなかなか仕事の都合で振替え受講もできず。結局その授業の内容を勉強する機会が失われてしまいます。私のスクールでは、教本を併用してレッスンが行われていたのですが、授業で勉強する範囲が広く教本に線を引いたり、ホワイトボードを板書するだけで精一杯で、ほとんど頭にいれる余裕はありませんでした。毎週新しい範囲を勉強し次の授業までに自分で復習していたのですが、途中からはついていくことができませんでした。
高額なお金を掛けたのに毎週の授業では、学ぶより、マーカーを引く作業が大半を占めていた印象です。
Salon du Vinの一番の特徴は、ワインスクールに通うよりも受講料が安いことです。
ワインエキスパート試験の方は月額5,000円、ソムリエ試験の方は月額6,000円(3次試験まで対応)とどなたでも通いやすい金額になっています。
金額が安いだけでなく、教本を開かなくても合格できる、Salon du Vinのポイントをしぼった分かりやすいテキストと予想問題を授業ごとに配信しています。
もちろん、授業動画はいつでも何度でも観ることができます。
また、一回の授業を約30分〜60分と授業回数を増やし授業時間を減らす仕組みをとっているので、一回の授業を集中し続けることができますし、苦手な範囲だけ何度も勉強することも可能ですし、他のスクールとも併用可能なので授業でわからなかったところも復習することができます。
ソムリエになって変わったこと
最後にソムリエ試験に合格してから変わったことについて書きたいと思います。
ソムリエを合格してから人との接し方が大きく変化したと感じます。合格する前は、若いことしかアピールポイントがなかったのですが、ソムリエになっただけで、お客さんからの自分への見方が大きく変わったのを肌で感じます。
私のこの合格経験を活かして、より多くの人に楽しくソムリエ試験、ワインエキスパート試験に臨んでもらえるように皆さんをサポートしていきます!
ソムリエ、ワインエキスパートの試験対策メンバーのお申し込みはこちら!
オンラインだから、いつでも始められます!今からでも遅くない!一緒に合格目指しましょう。
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